スタッフブログ

2010年8月5日

心温まる空間がありました。

医療機関なので、「清潔」であることは最低限必要なことですが、なかなか気持ち良い環境で治療を受けられない現実をこれまで何度も経験してきました。
その点でこちらの歯医者さんは十分に合格だと思います手(チョキ)
治療室はもちろんですが、待合室の洗面周りはいつも清潔にしてありますし、院内で使用するスリッパには除菌、殺菌効果を施すなど、細かな部分にまで気配りがされてあるのも有り難いです。
肝心の先生たちはというと、歯医者さんといえば必要以上に何度も通院させられるというイメージが強かったのですが、こちらでは皆さんとても丁寧に、わかりやすく症状の説明から治療の方法や今後のスケジュール、さらには予防法まで話してもらえるので、わたくし自身は大変納得して通院することができました。
ただ、こればかりは実際に治療を受ける人の主観ですから、個々が判断される部分もかもしれませんね。
あえて難点をいえば、小さな病院ですから、次の予約が少し先になってしまうことくらいでしょうかふらふら
もっともそれだけ良い病院には人が集まる以上仕方ないということで、ある程度割り切っていますけど。
個人的には、歯医者に限らず病院は治療のためではなく、予防のために行きたいと思っているのですが、ただ、いざ探そうとしても歯医者さんは意外に多くて、気に入った歯科選びは、美容院選びと同じくらい難しいと常々実感しており、なかなかここぞという歯医者さんには辿り着きませんでした。
ですから、つい完治すると、次の症状が出るまで放置して置くというのがいつものパターンでした。
でも、これでようやく安心して通院できる歯医者さんと出会えて、心からホッとしています。
それと、ここに書き込むことがどうかはわかりませんが、先日、心温まるある場面に出会いましたので、そのことも付け加えておきたいと思います。
るんるんるんるんるんるん
先日、わたくしが順番待ちで椅子に座っていると、治療を終えた70〜75歳くらいの男性がお会計を済ませたあと、受付の若い女性と次回の予約日を相談していました。
すると、決まった予約日が、実はかつての東京大空襲の日だったらしく、そのあとしばらく自らの幼少時代の悲惨な体験やその当時の町の様子などを話されていました。
時には頷きながら、時には目を細めながら聞き終えると、今度は受付の若い女性も、「その時代のお話はよく祖父から聞かされました」といって、戦時ドラマを見た時の感想や戦争への思いなど、自分の意見をきちんとその男性に話されていました。
お昼休み前でいつもより空いていたからかもしれませんが、おそらく5分以上はお話されていたのではないでしょうか。
わたくしには、その男性は誰かと話しがしたかったように見えたので、その女性のしっかりとした対応を見て、その男性もきっと心地良い気分で病院をあとにされるのだろうと思いながら、同時にわたくしもとても清清しい気持ちになりましたぴかぴか(新しい)
わたくしは田舎で生まれ育ちましたので町にたくさんの病院はありませんでした。ですから、その時々で通っていたどの病院も医者と患者はたいてい顔馴染みで、そんな光景を日常的に目にしていたように思います。
るんるんるんるんるんるん
ここは歯医者さんですから、直接関係はないかもしれませんが、患者が病院に求めているものや病気を治す方法は、必ずしも最新の医療や高度な技術、高価な治療薬だけでなく、もうしかしたらこうした何気ないけど、心温まる些細なコミュニケーションも、医療技術と同じくらい病院にとっては大切な要素のひとつなのかもしれないと感じました。
この歯医者さんにはどんなに忙しくても、少なくともこうした気持ちだけは心のどこかに持ち続けてほしいなぁと思いましたわーい(嬉しい顔)