歯科口腔外科

院長・副院長とともに東京医科歯科大学口腔外科にて研鑚を積んでおり経験豊富です。

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トラブルメーカー親知らず

“早くて、確実に親知らずの抜歯をおこないます。”

他院で”抜けない”と言われた親知らず・・・。
気になるところはあるけど、大学病院まで行くのは面倒・・・。
そういった親知らず等の処置(抜歯、手術)を当院にて行います。
(状態によっては、大学病院にご紹介する場合もございます)

親知らずとは、正式には第三大臼歯といい、智歯とも呼ばれます。だいたい中学卒業時頃から生える場合が多く、20才前後の若者から中年の方まで広い年齢層で、様々なトラブルを引き起こします。親知らずが引き起こすトラブルとして次の様な事が考えられます。

  • Case1親知らずの周囲の歯肉が炎症をおこす。
  • Case2親知らずの周囲の骨が炎症をおこす。
  • Case3親知らずの手前の歯(第二大臼歯)が虫歯になる。
  • Case4前の歯を押して歯並びが悪くなる。
  • Case5頬の粘膜を傷つけたり、顎関節症の原因となる。

当院では、基本的に抜歯をお勧めしております。親知らずの抜歯に対して、多くの方が恐怖心をお持ちだと思うのですが、当院は、院長、副院長とも、口腔外科出身で、かなりの数の抜歯を経験しております。その点ではどうぞご安心ください。
抜歯にかかる費用は健康保険の範囲で済みますので、数千円程度です。また、抜歯の時間は、簡単なもので(麻酔注射の時間を含めないで)数秒、骨に埋まったり、傾いて生えている場合だと20分程度です。ただし、歯によっては1時間近くかかるケースもあります。
詳しいことは、お気軽に担当医にご相談下さい。丁寧にご説明いたします。

患者様の声

患者様の声一覧

顎関節症に対してマウスピースなどを使った治療を行います。

顎関節症とは何らかの原因により、関節内や周囲筋肉に痛みが出たり、アゴがカクカク、シャリシャリなったり、口がひらかなくなる病気のことです。若い世代に比較的多くみられ、「自分もそうかも知れない。」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?少し話は古くなりますが歌手の森高千里さんもこの病気で音楽活動を休止していました。
どの病気にもいえることですが、この顎関節症も、正しい診断が求められ、それによって違った治療法が確立されています。たとえば、痛み止めをのんで安静にしてもらうだけの治療から、マウスピースを使った治療、更には手術をしないと治らない症例まで色々あります。当院では、東京医科歯科大学口腔外科で学び治療してきた経験を生かし、この病気に取り組んで参ります。

顎関節症について

職業柄、またはそうでなくても顎関節に痛みが走る、音がする、口が開けづらいなどという症状をお持ちの方は年々増加の一途をたどっているように感じます。原因としてはストレス説など諸説様々ですが、結果としての状態を素早く診断することで顎関節症の悩みから開放または軽減させることが出来ると私たちは考えています。
いろいろな施設、学会で顎関節症に対する分類がされているようですが、我々は当方の学び舎である、東京医科歯科大学にて確立された分類・治療チャートを基に治療を行っています。

No.1 顎関節症って何?どんな病気と区別する必要があるの?

顎関節症とは、顎関節や咬む筋肉の痛み、雑音、開口障害や顎の運動の異常を主な症状とする病気のこと(日本学関節学会での定義からまとめました)です。外傷による打撲や骨折(または明らかに心因的なもの)との診断を区別することが必要です。

No.2 顎関節症にはどんな種類があるの?

  • 大きな口を開けたり、硬いものをかんだりしたときに顎関節を支える靭帯に強いひねりや
    進展力が加えられ、いわゆる捻挫の状態が起きたもの
  • 長年の咬合異常により顎関節の運動を担当する筋肉等にアンバランスが生じたもの
  • 口を開け閉めする際に顎がカクカクまたはシャリシャリと音のするもの
  • 口が、がんばっても2cm程度しか開かず、強い痛みを伴うもの
  • 顎関節自体に変形があり、顎の運動に支障をきたしているもの

No.3 治療法にはどんなものがあるの?

我々がすすめる治療計画は、まず疼痛を和らげることからスタートします。これには適切な消炎鎮痛剤を選択し、使用します。次に、開口量をアップさせることです。そのためには前述した薬物療法とともに、症状にあったバリエーション豊富なマウスピース(スプリント)を使った治療を行います。これにより、日常生活での不自由さはほぼ消失すると考えます。

  • マウスピース(スプリント)療法
  • ハードタイプ
  • ソフトタイプ
  • 上記の様に患者さんの症状にあった
    スプリントを用意し治療を行ないます。

No.4 治療期間はどれくらい?

顎関節はその独自性(日常生活を営むために必ず使わねばならない関節である)から、他の関節の症状と比較して治療期間が長くなることが必然です。気長に我々の治療に付き合っていただければ幸いと思います。

No.5 より高度な治療法

それでも、症状が改善されない方もいらっしゃいます。これが、我々一次医療機関の限界と考えます。理由として、関節の状態を更に把握する設備が整っていないこと(CT,MRIなど)、手術が必要な場合にはやはり設備が整っていないことなど。そのような場合には、東京医科歯科大学口腔外科と連携して緊密な対応をさせていただいております。このことにより、一定の効果をあげております。

No.6 最後に・・・

顎関節症は、かみ合わせの狂い、翻っては背骨のゆがみが原因で生じると主張する諸先生方も存在しますが、我々の基本理念は、患者様になるべく『傷』を残さないで症状を抑えられないか、ということにあります。ですから、まずは、薬物、スプリント療法といった効果がなければ以前の状態に戻れるという、後戻りの出来る治療を選択します。咬みあわせを治す必要がある方も確かにいらっしゃいますが、それは後戻りは出来ないため、最終的な手段として考えております。我々の理念に納得され、当院を受診される方が増えることを望みます。
ちなみに、一連の治療はほぼすべて保険治療内でまかなえます。